ESTHETIC

審美治療

治療した歯を、この先も
使い続けていただくために

審美治療

審美治療は一般に、銀歯を白い素材に替えたり、欠けた前歯の形を整えたりして、見た目をきれいにするための治療だと考えられています。確かに、白く自然な見た目に整えることは、審美治療の大切な目的の一つです。

しかし当院は、そこをゴールとは考えていません。
治療を終えた歯が、5年後、10年後も同じように使えているかどうか。私たちが審美治療で目指しているのは、そこです。

そのために、特にこだわっていることが3つあります。

二次虫歯を防ぐための、歯と材料の接着処理

詰め物や被せ物と歯との境目にわずかな隙間があると、そこに汚れがたまり、細菌が入り込みます。
そうして詰め物の内側で再び進む虫歯を「二次う蝕(二次虫歯)」と呼びます。外からは見えにくく、気づいたときには神経の近くまで達していることもあります。

二次虫歯を防ぐための、歯と材料の接着処理

どれほど美しいセラミックを入れたとしても、歯としっかり接着していなければ、その歯を守ることはできません。
当院では、歯と材料がぴったりと隙間なく接着するよう、歯の表面の処理から材料の扱いまで丁寧に行っています。
接着は患者さんが直接ご覧になれる部分ではないため、どのように行われているかは分かりにくいかもしれません。しかし、治療後の歯の経過に大きく影響する、大切な工程です。

技工所に写真を送り、色や形の仕上がりを一つひとつオーダーメイドに

被せ物は、治療の最後に入れる人工物です。そのため、周りの歯と色味や形に違いが出やすく、特に前歯ではわずかな差でも目立ちます。
当院では、できるだけ周りの歯になじむ仕上がりにするため、技工所への指示の出し方にも気を配っています。

色は番号(シェード)で技工所に伝えることが一般的ですが、隣り合う歯の色は一様ではなく、透明感やわずかな色の移り変わりまで番号だけで伝えるには限りがあります。

技工所に写真を送り、色や形の仕上がりを一つひとつオーダーメイドに

そこで、技工所で製作する自費の詰め物・被せ物はすべて、審美用の専用カメラでお口の中を撮影し、その写真を技工所に送っています。
技工士が実際の歯の様子を見ながら色と形を作り込むため、周りの歯と並んだときに自然になじむ、その方に合わせたオーダーメイドに近い仕上がりになります。

被せ物を入れた後の予防管理まで徹底

どれほど精密に作った被せ物でも、周りの歯茎が腫れたり下がったりすれば、境目が見えて見た目が損なわれます。
さらに、そこから虫歯や歯周病が進むこともあります。
被せ物を長く保てるかどうかは、土台となる歯と歯茎の健康にかかっているのです。

歯茎に起こる代表的な病気が歯周病です。歯周病が進むと歯を支える骨が失われていくため、せっかくセラミックで治療した歯でも、ぐらついて最終的には抜けてしまうことがあります。

被せ物を入れた後の予防管理まで徹底

当院の院長は、日本歯周病学会の認定医です。歯周病治療の専門的な知識を生かし、この管理に特に力を入れています。
治療後も定期的なメインテナンスで、歯と歯茎の境目や噛み合わせを細かく確認し、お口全体の健康を守っていきます。

保険と自費の違い

保険と自費の違い

詰め物や被せ物の素材は、保険診療と自費診療とで異なります。違いは見た目だけではありません。

※下記表は横スクロールできます。

保険診療
(金属・プラスチック系
自費診療
(セラミック)
見た目 金属は目立ちやすく、プラスチック系は時間とともに
変色することがある
自然な色と透明感があり、変色しにくい
汚れのつきやすさ 表面に細かな傷がつきやすく、汚れが付着しやすい 表面がなめらかで、汚れがつきにくい
歯へのつけ方 金属はセメントで固定する方法(合着)が中心 専用の材料で歯と一体化させる(接着)
アレルギー 金属を使う場合は可能性がある 金属を使わないため心配がない
費用 保険適用 自費

汚れのつきにくさ

セラミックは表面がなめらかで、歯垢がつきにくい素材です。プラスチック系の材料は水分を吸いやすく、使ううちに表面が荒れて、汚れや着色を拾いやすくなります。

保険の合着と、自費の接着の
違い

保険の金属の詰め物は、歯の形に合わせて作った金属をはめ込み、セメントで隙間を埋めて留めます。これを合着といいます。年月がたつとセメントが少しずつ溶け、そこから隙間が生まれることがあります。

セラミックの場合は、歯の表面に専用の処理をしたうえで、接着性の材料を使って歯と一体化させます。金属の詰め物は、外れないように穴の形を整える必要があり、そのために健康な部分まで削ることがあります。
接着であれば歯と材料が一体になるため、こうした形づくりのために削る量を抑えられます。

汚れがつきにくく、境目に隙間ができにくい。この二つがそろうことで二次う蝕が起こりにくくなり、同じ歯を何度も削り直すことを避けやすくなります。

使用する素材

当院では、オールセラミック、ジルコニア、e.max(イーマックス)の3種類を中心に、部位や噛み合わせに合わせて使い分けています。

オールセラミック

透明感が高く、天然の歯に近い色を再現できます。見た目が気になる前歯に向いている素材です。

オールセラミック

ジルコニア

非常に硬く、割れにくいセラミックです。強い力がかかる奥歯や、複数の歯をつなぐブリッジにも使えます。透明感はオールセラミックに比べるとやや控えめです。

ジルコニア

e.max(イーマックス)

透明感と強度のバランスがよく、前歯の被せ物から奥歯の詰め物まで幅広く対応します。

e.max(イーマックス)

セラミック治療の流れ

  1. 診査・ご相談

    歯の状態と噛み合わせを確認し、ご希望を伺います。

  2. 治療前の処置

    虫歯や歯周病があれば、先に治療します。

  3. 型取り・写真撮影

    歯の形を整えて型を取り、お口の中を撮影します。

  4. 製作

    技工所で色と形を作り込みます。

  5. 装着

    接着して装着し、噛み合わせを調整します。

  6. メインテナンス

    定期的な検診とクリーニングで状態を確認します。

セラミック治療の料金

オールセラミック 88,000〜143,000円
ジルコニア 88,000〜143,000円
e.max 55,000〜66,000円

お支払いについて

審美治療は自費診療となるため、治療費が高額になる場合があります。 当院ではデンタルローンによる分割払いに対応しており、条件を満たせば医療費控除の対象となる場合もあります。

お支払い回数は24回程度をお選びになる方が多く、月々のご負担額は下記のページでシミュレーションしていただけます。

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングは、歯科用の白い樹脂(コンポジットレジン)をお口の中で直接盛り足し、歯の形と色を整える治療です。
型取りや技工所での製作がないため、多くは1回の来院で終わります。

歯をできるだけ削らずに残せる治療

ダイレクトボンディングの一番の利点は、健康な歯を不要に削らずに済むことです。悪くなった部分だけを取り除き、そこに材料を盛り足していくため、詰め物の形に合わせて歯を削る必要がありません。

歯は一度削ると、元には戻りません。削る量が多いほど歯は薄く弱くなり、欠けたり割れたりしやすくなります。再治療のたびに歯は小さくなり、詰め物から被せ物へ、さらに神経の治療へと進むこともあります。その繰り返しの先にあるのが、抜歯です。

最初の治療で削る量をどれだけ抑えられるか。それが、その歯がこの先何十年もつかを左右します。

歯をできるだけ削らずに残せる治療

保険の白い詰め物と自費は何が違うのか

保険診療でも、小さな虫歯には同じ系統の白い樹脂を詰めます。違いが出るのは、使える材料と、仕上げまでにかける工程です。

自費のダイレクトボンディングでは、色や透明度の違う材料を何層にも重ね、その方の歯の色合いを再現します。材料を少量ずつ盛っては光で固め、最後に表面を艶が出るまで磨くため、境目が目立ちにくく、汚れもつきにくくなります。

また、すきっ歯を埋める、欠けた前歯の形を整えるといった見た目のための治療は、保険では扱えません。ダイレクトボンディングであれば、こうしたお悩みにも歯を大きく削らずに対応できます。

ダイレクトボンディングが適しているケース

  • 前歯の先が小さく欠けている
  • 歯と歯のあいだのすきまが気になる
  • 以前に入れた白い詰め物が変色している
  • 小さな虫歯を、目立たない材料で治療したい

セラミックとダイレクトボンディング、どちらを選ぶか

目安になるのは、治療する範囲の大きさです。範囲が小さければダイレクトボンディング、大きく削る必要がある場合や、奥歯で強い力がかかる場合にはセラミックが向いています。

ご予約の際にひと言お伝えください

虫歯の治療で来院された場合、まずは保険の詰め物での治療をご案内するのが一般的です。ダイレクトボンディングに関心がある方は、ご予約の際に「ダイレクトボンディングについて相談したい」とお伝えください。診察の段階からご説明します。

保険と自費のどちらにするかは、説明をお聞きになってから決めていただいて構いません。

ご予約の際にひと言お伝えください

審美治療に伴うリスク・副作用

  • 自費診療のため、保険診療と比べて費用が高額になります。
  • セラミックの詰め物・被せ物を入れるために、歯を削る必要があります。
  • 歯ぎしりや食いしばりがある場合など、強い力が加わるとセラミックが欠けたり割れたりすることがあります。
  • ダイレクトボンディングは、年月の経過とともに変色やすり減りが起こることがあります。
  • 治療後に一時的に、冷たいものがしみることがあります。
  • セルフケアや定期的なメインテナンスが不十分な場合、虫歯や歯周病が起こることがあります。

よくあるご質問

今入っている銀歯を、白い素材に替えることはできますか?
できます。銀歯を外した際に内部で虫歯が見つかった場合は、その治療を済ませてから置き換えます。
ダイレクトボンディングは前歯にしかできませんか?
奥歯の小さな虫歯にも使えます。範囲が大きい場合はセラミックをおすすめすることがあります。
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